#arc0033. [arc003_3]暗闇帰り道

[arc003_3]暗闇帰り道

問題文

高橋君は、夜道を通って学校から自宅へと 11 人で帰ろうとしています。
彼の住む街は長方形の形をしており、格子状の区画に区切られています。彼は東西南北に 11 秒に 11 区画ずつ移動することができます。
各区画には日当たりの良さが与えられ、経過時間 tt 秒(出発時間は 00 秒)を用いて「“各区画の明るさ” 日当たりの良さ ×0.99t× 0.99^t」と表すことが出来ます。
学校から自宅まで帰る途中に通る経路上の区画における**“区画の明るさ”の最小値を、その経路における“経路の明るさ”とします。
高橋君は暗所恐怖症なので、
“経路の明るさ”がなるべく大きい経路を選択したいと考えています。
そのような経路を選択した場合の、
“経路の明るさ”**を求めなさい。


入力

入力は以下の形式で与えられる。NN MM c11c12c1Mc_{11}c_{12}…c_{1M} c21c22c2Mc_{21}c_{22}…c_{2M} : : cN1cN2cNMc_{N1}c_{N2}…c_{NM}

  • 11 行目は、街の南北の長さとして整数 N(1N500)N(1≦N≦500) と東西の長さとして整数 M(1M500)M(1≦M≦500) が空白で区切られて与えられる。
  • 22 行目から NN 行は、格子状の街の各区画における状態 cijc_{ij} がそれぞれ s, g, 1-9, # のいずれかで与えられる。
  • i+1i+1 行目 jj 文字目の文字 cijc_{ij} は、座標 (j,i)(j,i) が下記のような状態であることを表す。
    • s : その区画が学校であることを表す。
    • g : その区画が自宅であることを表す。
    • 1-9 : その区画の日当たりの良さを表す。
    • # : その区画に侵入出来ないことを表す。
  • 与えられた街の外を通ることは出来ない。
  • sg はそれぞれ 11 つずつ与えられ、sg は隣接していない。

出力

**“経路の明るさ”**の最大値を標準出力に 11 行で出力せよ。
学校から自宅に帰る経路が存在しない場合は -111 行で出力せよ。
誤差は絶対誤差あるいは相対誤差の少なくとも片方が 1e91e−9 以下であれば許容する。
なお、最後には改行を出力せよ。


入力例 1


3 3
s52
743
32g

出力例 1


2.910897
  • 時刻00: 学校 (1,1)(1,1) を出発します。
  • 時刻1: (2,1)(2,1) に移動します。時刻 t=1t=1, 日当たりの良さ7ˉ\=7 なので、(2,1)(2,1) の明るさは 6.936.93 です。
  • 時刻2: (2,2)(2,2) に移動します。時刻 t=2t=2, 日当たりの良さ4ˉ\=4 なので、(2,2)(2,2) 明るさは 3.92043.9204 です。
  • 時刻3: (2,3)(2,3) に移動します。時刻 t=3t=3, 日当たりの良さ3ˉ\=3 なので、(2,3)(2,3) 明るさは 2.9108972.910897 です。
  • 時刻4: 自宅 (3,3)(3,3) に移動します。ここまで一番暗かったのは、時刻 t=3t=3(2,3)(2,3) における明るさ 2.9108972.910897 なので、答えは 2.9108972.910897 となります。


入力例 2


4 6
g31784
621415
627914
7451s3

出力例 2


2.97
  • 下記のようなルートを通る時、明るさが 2.972.97 となり、これが最善となります。


Source Name

ARC 003